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提言「沿道まちづくりのすすめ 市長への手紙」

人口減少社会と地方分権が進展する中、今後、ますます地方の個性が問われる時代にあって、良好なまちなみ景観の形成とそれに向けた取組みは、より一層重要となっていきます。 欧米では、まちなみが市民の共有財産であるという意識が高い一方で、わが国では、そこまで成熟した意識が形成されていないという背景の相違が、良好なまちなみづくりを進めにくい要因のひとつにあげられています。 わが国でもまちなみや景観形成に関する法律や様々な制度がありますが、これらの制度の使い方や取り組みが今一歩であることも良好なまちなみ形成が進まない理由のひとつと考えられます。 まちなみ・沿道景観研究会(座長:西村幸夫 東京大学大学院工学研究科・工学部都市工学科教授)においては、地域の個性を端的に表す代表的な「都市の顔」となるべき、その街のメインストリートのまちなみ景観を研究の対象として、現制度の柔軟な運用、取り組み方法や組織のあり方など、現状の改善点を含め、良好なまちなみ景観を形成する具体的な方策やアイディアを提案しながら、良好で個性的なまちなみ景観を推進するための提言として取りまとめました。

提言「沿道まちづくりの進め ~市長への手紙~」 目 次

 

はじめに
第1章 今こそ求められる“良好なまちなみ・景観”の形成
第2章 美しい沿道景観をつくり出す10の提案
  1 市が主体となって取りまとめる景観ビジョン
  2 公共施設の整備や建築活動をコントロールし、将来の景観ビジョンを共有
する開かれた協議の場づくり
  3 景観ビジョンを実現するマネジメント制度の充実
  4 建築ファサード等まちなみ形成部分への補助金の導入
  5 まちなみ景観の維持・向上及びまちの活性化活動への助成
  6 都市開発諸制度における、まちなみ形成及びデザインの評価指標の導入
  7 地元による景観維持・向上活動組織の設置
  8 風格有る道路空間の先行的、モデル的整備
  9 市の総合的な取り組みの向上と継続
  10 市民や沿道の方々の理解と関与